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1952年式のアメ車「シボレー」をキッチンカーに?!オクトーバーフェストでチャレンジする濵田酒造の狙いとは

コラム

1952年式のアメ車「シボレー」をキッチンカーに?!オクトーバーフェストでチャレンジする濵田酒造の狙いとは

Text & Photo : Kaho Matsumoto

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10月18日・19日に開催された「すみだストリートジャズフェスティバル」。錦糸町駅前の錦糸公園ふれあい広場では「すみだワンコインオクトーバーフェスト」も開催されていました。「オクトーバーフェスト」だけあってほとんどのお店がビールを提供する中、焼酎ハイボールを販売する濵田酒造の姿が。しかもアメ車のシボレーをキッチンカーにフルカスタムしています。なぜ酒類メーカーがそんなことを?

思わず客が立ち止まる!シボレーをキッチンカーにフルカスタム

「すみだストリートジャズフェスティバル」であちこちでジャズの生演奏が行われていた錦糸町駅前。駅からすぐの錦糸公園ふれあい広場では「すみだワンコインオクトーバーフェスト」も開催され、多くのお酒好きな方でにぎわっていました。

この日は気持ちの良い快晴!スカイツリーを眺めながら飲むお酒は最高です。

いくつものキッチンカーやテントが並び、迷ってしまうほどの種類のビールが販売されている中、ひときわ目を惹いていたのは1952年式のアメ車「シボレー」。

なんと、鹿児島県 濵田酒造のキッチンカーとしてこの会場にやってきたのです。

焼酎の会社である濵田酒造がなぜオクトーバーフェストに?そしてなぜシボレーをキッチンカーに?!マーケティング本部市場開発部長の谷本章さん(左)と、取締役常務の安江義明さん(右)にお話を聞きました!

まずは、なぜ「シボレー」をキッチンカーにしたのかについて。

「私たちメーカーはお客様の声を直接聞く機会がほとんどありません。キッチンカーでこうしたイベントに出店しお客様の声を聞くことで、次の商品開発やプロモーションに活かすことができればと思いました。

また、焼酎は鹿児島・宮崎・熊本といった九州エリアで多く消費されています。九州から離れた場所でも事業を展開していくためには、これまでの常識からちょっとぶっ飛んだ取り組みをする必要があると考えました。今まで焼酎に興味がなかった方にも見てもらうために、まずは車にこだわってみたんです」

「すみだワンコインオクトーバーフェスト」への出店も15万人来る大きなイベントだったことからだといいます。それにしても今から73年前のアメ車を使うとは、簡単ではなかったはず。

「全てが大変でしたね(笑)。見た目はきれいに見えるかもしれませんが、走る・曲がる・止まる、の全てが思い通りにはいきません。しかもブレーキが効かないんです。短い距離なら運転できますが、基本的にはレンタルしたレッカー車に乗せて移動させました」

70年前にアメリカで牛乳を運ぶトラックとして使われていたもをフルカスタムし、キッチンカーへと変身させたのだそう!

「焼酎です」ではなく「ライチのような味のお酒です」

ビール好きが集まるオクトーバーフェストでの焼酎ハイボール販売。お客さんからの反応はどうだったのでしょうか?

「私は海外の責任者もやっていますが、特に海外では焼酎を知っている人は少ないです。そのため、『だいやめ~DAIYAME~』を紹介するときは焼酎だということをあまり前面に出さずに、『ライチのようなみずみずしい香りのお酒だよ』『日本の伝統的なお酒だよ』と伝える程度にとどめています。”焼酎とは何か”から説明すると長くなってしまいますからね。そうした経験を踏まえ、今回も“焼酎”とはどこにも記載せずに、足を止めてくれた方に味わいや美味しさについてのみお話していますね」

それでも様子を見ていると「だいやめ~DAIYAME~」の知名度はかなり高く、ほとんどの方が「だいやめじゃん!」と足を止め、そして「え、このチルグリーンって飲んだことない、飲みたい!」などと興味を持っていました。『CHILL GREEN』は台湾原産の山椒“バーガオ”を使っていますが、近年の台湾ブームと共に興味を持つ人も増えているといいます。

安江さん、谷本さんも自らキッチンカー内でお酒をつくり、お客さんへの接客を行っていました。偶然飲食店経営をしている方が訪れ、味に感動し「うちの店でも『CHILL GREEN』を取り扱います!」と言ってくれる出会いもあったといいます。

「CHILL GREEN」を購入した方には“味変”として追いマーガオをかけるサービスも♡

日本ではあまり入手できないマーガオですが、「CHILL GREEN」とともに味わうと、より深い爽やかな香りが感じられます。これは贅沢!

「だいやめ~DAIYAME~」のハイボールを購入していた女性に話を聞くと、「さっきから一緒に来た友達と『あの車かっこいいよね』って話していました!」とのこと。興味を持って近づいてみたら、「だいやめだ!」ということで購入されたそうです。

また、近くに住んでいるという台湾出身の女性は「だいやめは一度飲んだことがあって知っています。今回初めて『CHILL GREEN』を飲みましたが、台湾のマーガオを使っていると知ってとても嬉しいです!」と興味を持った様子でした。

今後もこうしたお酒イベントへの出店、そしてこのキッチンカーの常設も検討しているのだそう。「だいやめ~DAIYAME~」の知名度を再認識するとともに、それに甘んじることなく、かっこよすぎるシボレーのキッチンカーでファンを増やす濵田酒造のチャレンジには脱帽です!!

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