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熟成焼酎とは

寝かせることで酒質の向上を目指す、すべての焼酎にスポットライトを。

ウイスキーやブランデーなどの説明でよく聞く、「~年熟成」「~樽熟成」という言葉。同じ蒸留酒である焼酎にも、熟成のプロセスがあります。「熟成焼酎」や「焼酎の熟成」にフォーカスをあてるSHOCHU NEXT。私たちが考える「熟成焼酎」は、寝かせることで酒質の向上を目指している焼酎泡盛を指します。

基本的にはほとんどの焼酎が、蒸留後に最低でも1ケ月から半年ほどは貯蔵・熟成の期間を経て出荷されています。これは蒸留したばかりの酒の荒々しさや、刺激臭を抑えて酒質を落ち着かせるため。この貯蔵期間に、刺激臭のもとであるアルデヒドなどの揮発成分が揮発するほか、空気に触れると劣化の原因や臭みとなる原料由来の油分をとり除きます。

私たちのいう「熟成焼酎」が指すのは、この熟成の初期段階を超えて、意図をもって中期から長期の熟成を行っている銘柄。
ラベルなどに「長期熟成」と表示することのできる、熟成期間が3年以上の焼酎がブレンド後の総量の50%を占める銘柄をはじめ、蔵元がさまざまに工夫を凝らしてつくる、熟成のプロセスに哲学と意図のある数々の銘柄です。

なぜ焼酎のあらゆるプロセスのなかでも「熟成」にこだわるのか。簡単にいえば、その方が蒸留酒がおいしくなると信じるから! ですが、もっと先には、ウイスキーやラム、ブランデーなど、熟成によって大きく価値を上げる世界のほかの蒸留酒の存在を意識している面もあります。

焼酎が世界に飛び出すきっかけ。それが「熟成焼酎」だとSHOCHU NEXTは考えます。