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焼酎が世界の蒸留酒と並び、新たに輝く未来のために

日本人にいちばん身近な蒸留酒である“焼酎”。日本各地で昔からつくられてきたこの酒には、世界のどんな蒸留酒にも劣らない品質と味わいがあると私たちSHOCHU NEXTは考えます。

土地に根づき、原料や麹にこだわり、蒸留機に工夫を凝らし、貯蔵やラベルにも思いを込める……。それぞれの蔵元が、それぞれの視点で自然に向き合いながら、飲む人の顔を思い描いてつくった焼酎の世界は、奥深い魅力に満ちています。

しかし、長い歴史を重ねながら数々の味わいを生み出してきたにもかかわらず、国内での本格的な理解、世界的な知名度という意味では、焼酎はまだまだ課題を残しているのも現状です。

翻って世界に目をやると、蒸留酒の市場は拡大を続けています。世界的な大ブームを享受しているウイスキーやジンはもとより、ラムやメスカルなどのカテゴリーでも各地に新しいつくり手が現れています。さらに、従来とは異なる技術や嗜好性を持った商品も日々誕生しています。

そういった新しい波を牽引するのは“クラフト”であると、私たちSHOCHU NEXTは考えます。蒸留酒市場では現在、よりクラフト感のある“設計力”のある商品が消費者を魅了しています。そしてそこにこそ、焼酎の未来への鍵もあるのではないかと信じているのです。

日本には、何百という焼酎の蔵元がありますが、多くはとても小さな規模です。彼らはみな、不器用ともいえるひたむきさで、多くは100年以上にも渡って酒づくりを続けてきました。

そういった蔵元がもつ“設計力”には、長年の経験と知識が凝縮しています。頭ではなく身体から滲み出る“クラフト”だと言っても過言ではありません。

“クラフト焼酎”こそ、世界の蒸留酒シーンで和酒が地位を築く礎となるのではないでしょうか。

SHOCHU NEXTは、そのような信念を持って焼酎の価値と魅力を改めて掘り起こし、日本へ、世界へ伝えていきます。

私たちが注目するのは、焼酎のもつ“クラフト”の力。蒸留酒への哲学をもち、世界のあらゆる消費者を魅了しようという情熱のあるつくり手、届け手たちの言葉を届け、焼酎の未来を切り拓く一助になりたいと考えています。

SHOCHU NEXT編集長 中山大希

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熟成焼酎を知っていますか?

SHOCHU NEXTでは、サイトオープン当初より、“熟成”にフォーカスした記事も多く手がけています。国内でもまだ認知度の低い「熟成焼酎」というジャンル。しかしながら熟成によって引き出される焼酎の味わいには目をみはるものがあり、世界を驚かせる可能性に満ちていると考えています。

“熟成焼酎”あるいは“焼酎と熟成”というときに私たちが視野に入れるのは、以下の焼酎やプロセスです。

- 3年以上の熟成期間を経た焼酎を50%含む「長期貯蔵」を表示している焼酎と、全量が3年以上の熟成を経ている「古酒」を表示する泡盛
- 熟成期間は3年未満であっても、意図をもって熟成期間を設けている焼酎
- 熟成期間が異なる焼酎のブレンド
- 原料や麹など、各段階における熟成

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