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バレンタインデー直前企画!おうちで焼酎×チョコスイーツを作ろう!

レシピ・飲み方・食

バレンタインデー直前企画!おうちで焼酎×チョコスイーツを作ろう!

Text & Photo : SHOCHU NEXT

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今年はどうするか決めました? バレンタインのこと! デパートなどで押し合いへし合いしながら買うのもそれなりの楽しさはあるけれど、夜もおうちで過ごす時間が長い今だからこそ、手づくりチョコなんてどうでしょう。編集部でも、今年は焼酎を使ってチョコスイーツに挑戦してみます!

ラム、ブランデーなど蒸留酒とお菓子作りの相性のよさはすでに皆さんご存知の通り。焼酎も蒸留酒ですから、スイーツづくりにはぴったり。なかでもこっくりとした味わいのチョコレートとの相性は抜群です。焼酎の香りがお菓子の仕上がりをぐんとアップグレードしてくれます! 今回は、黒糖芋・麦焼酎を使い、それぞれの材料の風味に合わせたレシピを考えてみました。ぜひお相手の好みに合わせてチョイスしてみてくださいね。お酒が好きな人ならきっと喜んでもらえるはず♡

チョコスイーツの定番、ガトーショコラを、黒糖焼酎の甘みでより濃厚に♡

チョコレートを使ったケーキといえば、王道のガトーショコラ。ふわっとまろやかに香る黒糖焼酎を隠し味に使うと、最初に口に入れた時に上品な香りがたち上がる、リッチな風味が実現しました! 焼酎は、山田酒造の〈長雲一番橋〉をチョイス。丁寧に時間をかけて溶かした黒糖で醸す、どっしりとした甘い香りが残る焼酎です。合わせるチョコレートには、甘さ控えめなビターやブラックチョコレートを使って味の引き算をすることで、黒糖焼酎のふんわりと甘い風味をより立たせます。もちろん、砂糖は黒糖で! 焼酎とのリンクで風味にも一体感が出ます。これは超満足の仕上がり! しっとりとした生地感で、冷蔵庫で冷やしてちょっとずつ大切に食べたいケーキになりました。

【用意するもの
ミルクチョコレート100g
バター:50g
卵黄:3個
砂糖:40g
生クリーム:50cc
薄力粉:30g
ココア30g
粉砂糖:適量
〈長雲 一番橋〉:45cc

【レシピ
バターと割り入れたチョコレートを、加熱して溶かす。
ボウルに卵黄と砂糖を入れて白っぽくなるまですり混ぜる。①を加えて、さらに混ぜる。
焼酎をお好みの量で少しずつ入れ、生クリームを加えて混ぜる。その後薄力粉・純ココアをふるいに入れて混ぜる。
別ボウルを用意して、卵白を入れて白っぽくなるまで泡立てて、砂糖を2回に分けて入れツノが立つまでメレンゲを泡立てる。このとき、ボウルを冷やしながら泡立てると、よりスピードアップ!
メレンゲが出来上がったら、③に3回に分けて入れていく。その都度ゴムベラでさっくりと底からすくうようにして混ぜる。
ケーキ型にクッキングシートを敷き、生地を流し入れる。
180度に予熱したオーブンで10分焼いて、160度に温度を下げて15~20分焼く。時折、中の様子を確認して表面が焦げ付かないように注意!
フルーツや生クリームと一緒にお皿に盛りつけて完成。

時短で超簡単! 樽熟焼酎とろっと詰め込んだ、焼酎ボンボンショコラ

お酒×チョコレートで抑えておきたいスイーツのひとつが、焼酎がたっぷり詰まったボンボンショコラ。一口噛んだ途端に中からトロリと溢れ出す濃厚な焼酎と、まろやかなチョコのマリアージュは、焼酎好きなら間違いなくハマるはず。樽熟成焼酎を使えば、ウイスキーボンボンにも引けを取らない芳醇な大人の味わいに。福岡の蔵元、喜多屋の麦焼酎〈吾空〉は、樽香はしっかりあるのに、ほんのりとしたアルコール感で、思わず2つ、3つと食べ進めてしまいます。「家でつくるのは難しそう…」と思いきや、材料さえ揃えてしまえば作り方はかなりシンプル。水飴に混ぜる焼酎の量はお好みで! 一度にたくさん作れるので、大勢に配るのにもぴったりなチョコレートです。

【用意するもの】
パータグラッセ:200g
ミルクチョコレート:100g
水飴:60g
〈吾空〉:30cc

【レシピ】
パータグラッセ2/3を湯煎で溶かす。
溶けたパータグラッセを型に入れる。
30秒〜1分ほど待ったら、クッキングシートの上でひっくり返し、型の余分なチョコレートを落とす。余ったチョコはとっておく。
30分ほど冷蔵庫で冷やす
水飴を500Wのレンジで20秒ほど温める。溶けた水飴に焼酎を3回に分けながらよく混ぜる。
型の9分目まで水飴を均等に流し込み、さらに10分ほど冷やす。
残ったパータグラッセとミルクチョコレートを溶かして混ぜ、クッキングシートに薄く伸ばす。
クッキングシートを型に載せ、スケッパーで平らにならす。
クッキングシートをつけたまま30分ほど冷やし、型から取れば完成!

フルーティ系焼酎にオレンジをたっぷり漬け込んだ、焼酎オランジェットはいかが?

オレンジピールにチョコレートをかけたフランス生まれのスイーツ、オランジェット。本場ではオレンジピールをつくるときにブランデーやラムに漬け込むそうです。……ならば、フルーティ系焼酎に漬けたらもっと華やかになるんじゃない? と思い立って宮崎県児湯郡の蔵元、黒木本店の〈謳歌〉で焼酎オランジェットをつくりました。自社で栽培された香り豊かなオレンジ色の芋「タマアカネ」を使用し、柑橘や花を連想するようなフレッシュで華やかな香りが特徴の芋焼酎〈謳歌〉。その柑橘系のフレーバーがドライオレンジとぴったり合うこのチョコは、見た目もおしゃれでプレゼントにぴったり!
ドライオレンジからつくるので時間も手間もかかるけど、〈謳歌〉の風味をまとったオレンジとチョコレートの風味が完璧にマッチしていて、ついつい手が伸びてしまいますよ。
ポイントは、オレンジをしっかり2回茹でこぼしすること! そうすることでオレンジの持つ皮の苦みが和らぎ、より甘くておいしいオランジェットが作れます。トッピングにピスタチオやドライベリーを細かく砕いてをまぶしてもかわいいです♡

【用意するもの
オレンジ:1個
グラニュー糖:100g
水:100cc
チョコレート(できればビター):50g
〈謳歌〉:45cc

【レシピ
①オレンジを水に濡らし、塩をこすりつけてよく洗う。
②鍋にオレンジとたっぷり浸かるくらいの水を入れて、火にかけ沸騰したら1分ほどグツグツ。その後冷水にとって、よく洗う。この作業を2回繰り返す。※お湯はその都度捨てて、新しくすること!
③オレンジが冷めたら、厚さ5mmの輪切りに。
④鍋にオレンジを並べて、砂糖、水を加えて中火にかける。
⑤沸騰したら、弱火で15分煮て最後に焼酎を大さじ3ほど全体に回しかける。
⑥キッチンペーパーで水分を拭き取り、クッキングシートを敷いた天板に並べる。110度のオーブンで60分ほど乾燥させる。
⑦オーブンから取り出し、網の上でさらに乾かす。
⑧オレンジがからりと仕上がったら、チョコレートを溶かしたものにオレンジの半分をつけてクッキングシートの上に並べていく。
⑨冷蔵庫で冷やし固めたら、完成。

④抹茶好きにはたまらない♡ 抹茶ホワイトチョコに〈知覧 Tea酎〉をプラスした、超濃厚抹茶チョコ!

抹茶スイーツがお好きな方には是非! いまや日本一のお茶の名産地となった鹿児島県南九州市の酒蔵、知覧醸造がつくる知覧Tea酎は、一番茶葉とサツマイモを原料にした焼酎です。〈知覧Tea酎〉をグラスに注ぐとベースの芋のほっこりとした香りに重なって、爽やかな抹茶のような風味がしっかりと香るから、きっと抹茶スイーツに相性がいいのでは…? そんなところから着想を得たレシピ、我ながら大成功! ホワイトチョコのこっくりとしたまろやかさに〈知覧Tea酎〉のまろやかな風味が寄り添います。 とっても簡単にできるので是非挑戦してみてください。おいしく作るコツは、抹茶をチョコに溶かす時は、ダマにならないように前もってふるいにかけること! 口溶けのいいチョコレートに仕上がります。

【用意するもの
ホワイトチョコ:90g
生クリーム:70ml
バター:5g
抹茶パウダー:大さじ2
仕上げ用抹茶パウダー:適量
〈知覧 Tea酎〉:45cc

【レシピ】
ホワイトチョコレートは細かく砕く。
鍋に生クリームと少量のバター、ふるいにかけた抹茶パウダーを入れて弱火にかけて混ぜながら沸騰直前まで加熱し火から一旦おろす。
ホワイトチョコレートを②に加えて、弱火のままホワイトチョコレートが溶けるまで混ぜ合わせる。焼酎を大さじ3ほど入れて、その後もよく混ぜ合わせる。風味が飛ばないように、あまり温度を上げすぎないようにするのがポイント。
クッキングシートを敷いた型に流し入れ、冷蔵庫で2時間ほど固まるまで冷やす。
固まったら、一口大に切って抹茶パウダーを振って完成です。

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2021年のスター焼酎!〈知覧Tea酎〉の蔵元を訪ねる|知覧醸造・森 暢さんインタビュー | 熟成を知る、焼酎を楽しむWEBマガジン 「SHOCHU NEXT」

秋も深まった頃、あちこちで名前を聞くようになった焼酎がある。〈知覧Tea酎〉。日本一の茶処、鹿児島県南九州市にある知覧醸造による、お茶とサツマイモを原料にした焼酎だ。グラスに注ぐと立ち上る、抹茶のような濃い香り。口に含むと濃茶、これを引き取るように濃い芋の香りが押し寄せる。

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