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SHOCHU NEXTサポーターズ蔵部、いよいよ始動! 「ジャパニーズ フェス2022 in 東京」に参加します。

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SHOCHU NEXTサポーターズ蔵部、いよいよ始動! 「ジャパニーズ フェス2022 in 東京」に参加します。

Text : SHOCHU NEXT

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ローンチからもうすぐ2年になるSHOCHU NEXT。ウェブマガジンを起点に、焼酎のつくり手や業界全体が抱えるさまざまな課題に対する切り口を模索する中で、新しいコミュニティが誕生しました。その名も「SHOCHU NEXTサポーターズ蔵部」。焼酎をつくる蔵元さんと一緒に、イベントの開催や商品展開など、焼酎の魅力を幅広く伝えることを目的としています。

今年春に始動したこの「サポーターズ蔵部」、この度、年末に開催される大規模な国産蒸留酒のイベントへの出展が決定しました! 今回のイベントには「サポーターズ蔵部」の会員でもある6蔵元と一緒に参加します。過日、このイベントに向けたキックオフミーティングを行いましたので、その内容を少しだけご紹介しますね。

日本の蒸留酒が集まるジャパニーズフェスに参加します!

今回、参加が決定したのは、12月17日・18日の2日間に渡って東京・高田馬場で開催される「JAPANESE FES 2022 in TOKYO」。土屋守さんが率いるウイスキー文化研究所が主催するこのイベントは今年が初開催で、ジャパン・ウイスキーはもとより、焼酎・泡盛・ジンなど日本産の蒸留酒が集結します。日本の蒸留酒への注目が世界的に高まりつつあることが開催の背景にあり、出展社は記事公開時点で60社。国内外のウイスキーファンをはじめ、お酒の新トレンドに敏感な蒸留酒ファンも多数来場することが予想されますね。

2022年3月に行われたウイスキー文化研究所主催の「Whisky Festival 2022 in TOKYO 」より。

「SHOCHU NEXTサポーターズ蔵部」も、この大注目のイベントにブースを出展。個性豊かな以下の6蔵との出展を予定しています。

・ごま焼酎が知られる福岡県・紅乙女酒造

・麦焼酎の樽熟成銘柄で大健闘する福岡県・ゑびす酒造

・五島の美しい景色のなかで麦焼酎・芋焼酎を中心につくる長崎県・五島列島酒造

・伝統的な米焼酎づくりを行う球磨焼酎の蔵元にして〈CARDAMON TAKE7〉などの挑戦的な銘柄も知られる熊本県・豊永酒造

・芋焼酎王国・鹿児島で気を吐く鹿児島県・東酒造

・自社農園での有機栽培にこだわったサトウキビを使った黒糖焼酎で名高い、喜界島・朝日酒造

焼酎の話は、やはり乾杯から!

まずは、焼酎蔵元の抱える課題を共有!

6蔵が顔を揃えたオンラインミーティングは、焼酎ファンとしては「豪華~♡」のひとこと。取材で個々にお話を伺うことはあっても、個性ある蔵が一同に会することはなかなかありません。

ごま焼酎の紅乙女酒造、麦焼酎のゑびす酒造、麦・芋を手がける五島列島酒造に米焼酎の豊永酒造、芋焼酎の東酒造、そして黒糖焼酎の朝日酒造と、それぞれに手がける焼酎の原料も、販売戦略も異なる蔵元ですが、焼酎業界を盛り上げたいという思いは共通するところ。それぞれの蔵が抱える課題についても多くの意見が飛び交いました。

量を売る時代は終わり。次の時代に向かって戦略を

「私どもは、量を売ればいいという時代はもう終わったのかなと考えています。今後は質もさることながら、話題づくりも大切。焼酎は、業界全体でそういう仕掛けが非常に少ないと感じています。海外展開も進みつつあるものの、認知度はまだまだ低く、買うというアクションに至る一歩以上前の段階だと認識しています。本当にさまざまな手法で、国内外での課題に向き合わないといけないと思います」(紅乙女酒造 山崎 稔さん)

「コロナ禍となって以降は、やるべきことはすべて追及してやろうという気持ちなので、今は、切迫感よりむしろワクワク感が強いんです。ただしそれをやっていくときの表現力には課題を感じていますね。どう伝えるかが大切だと考えています」(ゑびす酒造 田中健太郎さん)

「焼酎」のカテゴリーに縛られすぎないものづくり

「それぞれの蔵や銘柄に特徴があったとしても、売り場に並ぶと、“焼酎”という大きなカテゴリーの中の一本になってしまう。その中で自社の商品にどう興味を持ってもらえるか。消費者にダイレクトに伝えられる取り組みができるかが課題なのかなと感じています。焼酎のカテゴリーを飛び越えた魅力のある商品づくりも考えないといけないのでしょうね」(五島列島酒造 三崎清一郎さん)

「焼酎でやれることにはずっと取り組んできましたが、現在は情報発信の面で苦労しています。ウェブサイトの整備や、ラベルなどのデザイントーンの再考にくわえ、多言語対応も必要になってくる。腰を据えて考えるべきときがきていると感じます」(豊永酒造 豊永 遼さん)

「PDCA(plan・do・check・action)をしっかり見直したこともあり、コロナ禍でもうちの蔵は売上が伸び、実績は出ているんです。ただし中長期的な視点では、若い人たちを取り込まないといけないという焦燥感がある。そのときに大切なのは、やはり味わい。若い人たちがおいしいと思ってくれる焼酎、そして飲み方の提案が必要だと思います」(東酒造 中田雅信さん)

「海外だけではなく国内でさえ、黒糖焼酎はまだまだ知名度が足りない。特に若い人たちの間での認知度の低さに苦労しています。いまは多様な自由な飲み方が浸透している時代でもありますから、そこにフィットするものを考えないといけないと強く思っています」(朝日酒造 喜禎浩之さん)

どの蔵も「これは!」と唸る素晴らしい銘柄がある蔵元ばかりなのに、次なる味わいを模索していたり、消費者への届け方に苦心していたりすると聞くと、私たちSHOCHU NEXTがメディアとして何をしていくべきか、考えさせられるばかり。蔵を、業界を盛り上げていく一助として、飲み手とじかにつながることのできるフェスへの出展にますます力が入ります!

SHOCHU NEXTブース、どうぞお立ち寄りください!

続いてのイベントミーティングでは、どんなブースにするべきか、さまざまな話し合いが行われました。「単に自分のところの銘柄を飲んでもらうだけではイベントとして物足りないのでは?」「主な客層であるウイスキーファンの知識心をどうやったらくすぐれるかな?」「今回の客層に合わせた、特別な熟成ものを出したらどうか」……などなど、活発な意見のやり取りが行われました。現在も編集部と蔵元さんの間でのやり取りは続き、どんなブースとするか楽しい想像が膨らんでいます。

当日は、2コマを使った広めのブースに、6つの蔵元さんたちと、厳選された銘柄が揃います。6つの蔵元による定番銘柄・特別な銘柄の販売はもちろんのこと、テイスティングも予定。

このテイスティングも、単なる試飲には終わりません! 原材料当てクイズやテーマに分けた試飲、さらに特別アイテムの販売など、複数の蔵元によるブースだからこその強みを存分に活かして、皆さんに焼酎の魅力をお届けしたいと考えています。

さらに! SHOCHU NEXTでは、大人気が予想されるこの「ジャパニーズ フェス2022 in 東京」の、入場チケット読者プレゼントも予定しています! 詳細は追って「NEWS」カテゴリーやTwitterで発表しますので、皆さまどうぞお楽しみに。

ジャパニーズフェス 2022 in 東京
日時 【各部1,000名限定】
●2022年12月17日(土)
<第1部>10:00-14:00 <第2部>15:00-19:00
●2022年12月18日(日)
<第3部>9:30-13:30 <第4部>14:30-18:30

入場料 4,400円(税込)

会場  ベルサール高田馬場 イベントホール
東京都新宿区大久保3-8-2 住友不動産新宿ガーデンタワー

HP https://whiskyfestival.jp/japanese2022/

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