クラフトスピリッツを再発見するWEBマガジン

初心者も愛好家も大満足!「笑酎フェス」が楽しすぎました!
  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • Lineで送る

4月14日に開催された「笑酎フェス」。初心者の方のためのイベントだったのですが、焼酎愛好家の筆者からしてもその内容はかなり豪華!潜入してきましたので早速レポートします!

笑酎フェス2024 とは

「笑酎フェス」は5つの飲食店(ごち惣家さん、酒向夢花さん、猿兵衛さん、鳥酎さん、だけんさん)主宰で、焼酎マニアの方ではなく一般の焼酎好きな方に向け、『ゼロから始める本格焼酎』というコンセプトを掲げています。4回目となる今回は4月14日に大手町 3×3Laboにて1部(12:00-14:00)と2部(15:00-17:00)の2部制で開催されました。

今年は『首都圏の焼酎好きの飲食店200人が選ぶ今注目の蔵』として選ばれた15の蔵元さんが参加しており、

  • 黒木本店 
  • 柳田酒造 
  • 国分酒造 
  • 松露酒造 
  • 西酒造 
  • 小牧醸造 
  • 濱田酒造 
  • 白石酒造 
  • 八丈興発 
  • 藤居醸造 
  • 寿福酒造場 
  • 大石酒造場 
  • 富田酒造場 
  • 山田酒造 
  • 瑞穂酒造
  • 宮里酒造所(事情により急遽不参加でした)

(敬称略)が一堂に会するという豪華さ!

参加者の方は腕にリストバンドを付けるのですが、ピンクは「初めて笑酎フェスに参加」、黄色は「焼酎初心者」、なしの方はどちらでもない方とのこと。会場にはなんと300人近い来場者がいらっしゃいましたが、見たところほとんどの方がリストバンドを着用されていたので、かなり初心者or初参加の方が多いようでした!

焼酎のイベントではどうしてもマニア層の方が多く、主催者の田中さんは「蔵元さんにとっても新規のお客さんとの出会いになれば」という想いがあったそうです。

チケット代は税込4,000円で、フェス専用グラス&お水+オツマミセット付き。

このグラスがめちゃめちゃ可愛い!ロゴはもちろんですがこのなめらかな曲線具合が最高に理想的な形状です。

オツマミセットもなかなかニクイ。飲食店さんが担当されているだけあって、他では出会えない豪華さです。

「きになるき」(五反田駅)からは「きになるきの豚味噌」。お店でも好評の鹿児島の郷土料理の豚味噌を桜島の小みかんと山椒の風味を効かせ爽やかに仕上げています。生の大根スティックと食べるのが不思議です。

割烹 坊々樹(錦糸町駅)からは「おばんざい詰め合わせ」。自家製つくねの照り焼きやとちぎ和牛しぐれ煮を中心に、マリネや空豆など。

人形町はやと屋(人形町駅)からは「桜島どりのチャーシュー」。赤みの強い桜島どりが焼酎に合いそうです!

焼酎ダイニングだけん(八丁堀駅)からは「自家製・あじ豚のジャーキー」。宮崎あじ豚のさっぱりとした脂の旨味が焼酎との相乗効果がありそうです。

蔵元さんを順にまわる+ワークショップも

会場内はAとBの2つのスペースに分かれており、それぞれの場所で待つ蔵元さんのブースをまわって楽しむスタイルです。最初に訪れるブースだけ入場時に指定されますが、以降は自由にまわることができます。

AとBのスペースをつなぐ廊下部分には参加されている蔵元さんの詳細な解説も。ここまで愛と熱意のあるのがすごい!かなり熱心に読んでいる方や、写真に収めている方がたくさんいらっしゃいました。

さらに蔵元さんのブース以外のワークショップも充実。そのうちのひとつは「銘柄当てゲーム」。

なんと3種類の焼酎を飲み、3つの銘柄が今回参加した蔵元さんのどの焼酎かを当てるというもの!「銘柄当てゲーム」ブースで飲んだ3種類の味を覚えておきながら各蔵元さんブースをまわらなければならず、かなり難易度が高いです!特に焼酎初心者の方であれば飲んだだけでは芋なのか?米なのか?と判断するのも難しいはず。果たして正解者は出るのでしょうか……?

いよいよスタート!

定刻になり、ついにイベントがスタートしました。今回はほとんどの蔵元さんが「笑酎フェス」オリジナルTシャツを着用されていたのが印象的でした。いつもの法被姿に見慣れていると新鮮です!会場ではなぜかくまもんもTシャツを着用(笑)!

まず参加者の方は入場時に指定されたブースへ。焼酎イベントとしては珍しく、椅子に座ってじっくりと飲むことができるのが嬉しいですね。

西酒造さんはサポートスタッフの方の素敵な笑顔に参加者の方もメロメロの様子。

藤居醸造の藤居淳一郎さんも発見!穏やかな語り口に参加者の方もじっくりと味わっていらっしゃいました。

柳田酒造の柳田正さんは「冷やしたグラスに氷をこのくらい入れてこのくらい回して……」「これをやるのとやらないとではソーダ割は全然違いますよ」と美味しい飲み方をかなり具体的にレクチャー!美味しい飲み方を教えてもらうと家でも試してみたくなりますよね。

筆者も寿福酒造場さんブースで「杜氏寿福絹子」をソーダ割で頂きました。「麹から香るブドウのような味わいが特徴なんです」と教えて頂き、最初はわからなかったのですが何口か飲むうちに感じました!

国分酒造さんのブースでは「coolmint green」を頂きました。多くの参加者の方が「フラミンゴオレンジ」や「coolmint green」を飲んで「芋焼酎っぽくない!「なんでこんな香りになるの!?」と興味津々だったのだそう。たしかに初めて飲むと驚きますよね。

ワークショップブースのひとつ、「焼酎スナック ぽこ」も大人気。みどりのぽこちゃんさんの明るいキャラクターに参加者の方も大盛り上がりでした。

一番人気は焼酎のボトルにお茶のティーバッグを漬け込んだ「お茶ハイ」。

筆者も㐂六の㐂六のジャスミンティー割りを頂きました。とてつもなく爽やかで飲みやすくなってる!

もうひとつのワークショップブースでは、はちみつ漬けした黄金柑をソーダ割の麦冠情け嶋に入れ、さらにカルダモンを振り入れるというもの!麦冠情け嶋LOVERの筆者ですが、この飲み方には脱帽!……簡単には思いつきませんよね。考案された居酒屋「IGOR COSY」のスタッフの方は、「いつもお世話になっている八丈興発株の小宮山さんのお人柄もあって、今回絶対に麦冠情け嶋で美味しい飲み方をご提案したかったんです!」とお話されていました。

さらに「下北六角」のワークショップブースでは愛媛の清見タンゴールを「謳歌 タマアカネ」に2週間漬け込んだものを焼酎カクテルな感じで提供!焼酎に清見タンゴールの甘味と酸味が出ることで味わいがひと味違ったものになるのだそう。

鳥酎田中ブースでは「ちょい飲みBar」と題して参加蔵元さんのお酒が楽しめました!

最後の最後まで豪華な「笑酎フェス」!

さて、こんな感じで2時間はあっという間に過ぎていきました。

終盤には「銘柄当てゲーム」の正解者が酒の勝鬨の堀口さんより発表されましたが、なんと3つ全部正解した方は誰もおらず。しかし2つ正解した方が3名もいたそうです!

そして出口には蔵元さんがずらっと並んでお見送りをするという、最後までとてつもなく豪華なイベントでした。

参加されていた男性2名は「田中さんの誘いで美味しい焼酎を発見できたらいいなと思って来ました!普段は芋焼酎ばかり飲みますが、今日は富田酒造場さんのブースで黒糖焼酎を初めて飲んだらすっきりして飲みやすいと驚きました」と大満足の様子。

2人で参加されていた女性は、「蔵元さんと会えるのが嬉しかったです。焼酎の製造方法も教えてもらえて勉強になりました。おつまみが美味しくて最後のほうまで大事にしすぎました(笑)」とこちらも満喫されていました。

主催者の田中さんは「過去も含め4回開催した中で一番お客さんが多く集まった回で大成功だったと思います。特に焼酎初心者の方にも興味をもってもらえそうなワークショップブースに興味をもってもらえたのが印象的でした。

これからも焼酎ビギナー層の方にアプローチしたイベントを開催していきたいですね」とお話されていました。

焼酎初心者の方でも楽しめ、そして焼酎愛好家の方も大満足な様子だった「笑酎フェス」。焼酎についてこれから知りたいという方も、あまり詳しくないから遠慮がちだった方も、次回はぜひ参加してみてくださいね!

Share

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • Lineで送る