3月1日より、神楽坂にあるバー「Mizunara: In Tokyo」では薩摩酒造の焼酎を使ったカクテル4種を提供する特別月間が開催されています。初日に業界関係者向けに開催されたオープニングイベントの様子をお伝えします。


「Mizunara: In Tokyo」は神楽坂の隠れ家的なバー。雰囲気のある店内にはお酒がずらりと並び、趣のある中庭も魅力です。カウンター8席、テーブル12席、そして中庭にも4席あります。
まずはSHOCHU NEXTでもお馴染み、クリストファー・ペレグリニ氏による焼酎セミナー&カクテルに使用されている焼酎のテイスティングセッションが行われました。在日23年のクリストファー・ペレグリニ氏は日本語も堪能!自らを「焼酎と泡盛のオタクです」と名乗り、世界各地で開催している焼酎セミナーの一部を再現。
海外ではまだまだ焼酎はよく知られておらず、海外でセミナーを行う際は、焼酎の作り方やGI地理的表示といった基本的な講座から、「焼酎はウイスキー・ラム酒・チャミスルとはどう違うの?」という解説や「どうやって飲むの?」といった楽しみ方まで幅広く解説するのだそう。海外では焼酎の中でも特に麦焼酎が「ビールと同じ麦を使用している!」と好まれる傾向にあるといいます。


特に無添加であることや、日本では焼酎の方が日本酒よりも売れていることは、海外で話すと驚かれるのだそう。また、ロック・ソーダ割・カクテルなど様々な飲み方があることもあまり知られていないといいます。

今回のカクテルに使用したのは彩響・黒白波・神の河・The SG Shochuです。The SG Shochuは特にアメリカで高級カクテルに使用されるのだそう。

続いては遠藤真彦氏により3月1日から「Mizunara: In Tokyo」で提供される焼酎カクテルのひとつで、黒白波を使用した「出汁ネグローニ」がふるまわれました。遠藤氏は、2008年サントリーカクテルチャンピオンで、香港にジャパニーズスタイルを伝えたバーテンダーです。
遠藤氏は、
「黒白波は伝統的な味がするので、自然のフレーバーを強調するためにこのSUZEの根っこっぽいごぼうのような味わいを加えて、さらに昆布出汁を合わせて作りました。ホワイトネグローニというカクテルのアレンジで、名前も“出汁ネグローニ”です。出汁に昆布を選んだのは海外にはビーガンの方が多いためです。
さらにバランスを取るためにこのオレンジのフレーバーで柑橘の香りを入れることで甘みのバランスを調整しています。出汁は日本の特徴的な文化ですから、同じく日本の伝統である芋焼酎合わせたいという想いがありました」
と話しました。

使用したのはオレンジリキュール「グランマルニエ コルドンルージュ」・フランス原産の薬草リキュール「SUZE」と黒白波、さらに昆布出汁です。遠藤氏は10年間の香港生活で、「世界的にも旨味を使ったカクテルが非常に人気だ」と確信したそうで、今回の組み合わせが生まれたといいます。

最後にカクテル上にオレンジの皮を絞ってかけ、そのまま皮をカクテルの中へ。

焼酎を使ったカクテルは初めていただきましたが、まず出汁の味が強く口の中に広がり、そして柑橘系のさわやかさ、最後に焼酎のおいしさがふわっと広がります。なかなか普段の焼酎体験では感じられない独特の味わいです!

今回の焼酎カクテルの提供は、昨年焼酎などの伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産登録されたことがきっかけ。さらに国内外問わず焼酎を楽しむきっかけになってほしいという想いからだそう。海外の方にとっては焼酎をそのまま飲むことはまだまだハードルが高く、カクテルにすることで知ってもらえるのではという考えから4種類のカクテルが生まれました。

4種のカクテルを注文した人はオリジナルグッズやドリンクチケットが当たる空くじなしのカプセルトイを回すことができます。

筆者も挑戦したところ、薩摩酒造オリジナルメモが当たりました!うれしい!
3月中は開催しているとのことで、この機会に焼酎ファンの皆様にはぜひ味わってほしいです!

