2024年9月28,29日に福岡で開催された「&SAKE FUKUOKA」に行ってきました。
食、音楽、空間、時間、人との出会い&福岡の銘酒を楽しむこのイベントは終始活気があり、日本酒や焼酎を片手に楽しむ参加者の顔は笑顔にあふれていました。
今回はそんなイベントの様子、蔵元さんの声や海外の方の反応を焼酎ビギナーの筆者がレポートします!
朝11時前から長蛇の列!

筆者が会場に到着するとすでに列ができており、参加者がとても楽しみに来ているのがよくわかります。男性グループや女性グループ、カップルや親子らしき人までおり、幅広い年齢層が並んでいました。

中に入ると係りの方にチケット(前売り3,300円/当日3,800円)を渡し、オリジナルグラスとコイン、その他ティッシュなどを受け取ります。
1・5・10のコインが1枚ずつ付いており、会場内だけの「&」という通貨を使用して飲食が楽しめます。
開始早々から会場の盛り上がりは最高

DJがかける昭和・平成・令和の邦楽、そして有名な洋楽で会場はどの年代も音楽を楽しんでいます。YMCAがかかると、DJブース前はもちろん会場のいたるところで踊る人がおり、お酒を片手に楽しむ大人の姿がとても印象的でした。
またダンサーも現れ、さらに会場を沸かせるなど始まってすぐから盛り上がりを見せていました。
迷うほどたくさんあるお酒と食べ物

会場には蔵元ブース、焼酎ブースがあり全部で43蔵あります。各蔵4~8種類ぐらいからお酒が選べ、日本酒、焼酎、梅酒など各蔵の個性豊かなお酒が並んでいます。
食べ物のお店も蔵のブースを囲むようにぐるっと30店舗あり、和洋中のおつまみやご飯、ピザやコーヒー、デザートまでありました。
「あの焼酎気になるなぁ」「あのピザおいしそう!」など、一周するだけで気になるものがたくさんあり、筆者は何周もしてやっと飲み物を決めました。
3つの蔵元さんに聞いた!ビギナーでも飲みやすいおすすめの焼酎

まずは紅乙女酒造が出しているFRENCH OAKをいただきました(画面左のボトル)。
ほのかに感じるバニラの香りで、飲むとほんのりと甘みを感じる焼酎です。焼酎ビギナーの筆者ですが、飲んだ瞬間から飲みやすさを感じました。

続いて向かったのはゑびす酒造です。ここでは、らんびき SHINY GOLDの7年をいただきました。焼酎ビギナーは水割りかソーダ割りがおすすめということで、ソーダ割りを選びました。栗素材の樽で熟成されたその味は、栗をほんのりと感じられ、秋らしい1杯でした。

最後は光酒造で太宰府さんのおいしい梅酒をいただきました。本格麦焼酎「博多小女郎」の原酒に梅を漬け込んでおり、ほのかに焼酎の香りがします。筆者はソーダ割りでいただきましたが、甘みもちょうどよく、ソーダが入っているのでスッキリ飲める1杯でした。
焼酎を楽しむ方の年齢層が幅広くなってきている

筆者は、焼酎を楽しむ方は40代以上がほとんどだろうと思っていました。しかし、ブースを見ていると20代、30代の方が焼酎ブースでお酒を選ぶ姿が目に入り、若い方も焼酎を楽しんでいるようでした。
Craftman多田を作られている天盃の五代目 多田匠さんに聞いてみると、「ブースに来られるのは若い方の方が多いですね。年齢層は低めです。」とのことでした。焼酎はおしゃれなラベルが増えてきていることから、若い方の目に留まりやすいのも要因なようです。
ゑびす酒造に聞いてみると「若い方は焼酎への先入観がないので、いろんな飲み方を楽しんでいる」とのことでした。焼酎はお湯割りだけでなく、ソーダ割りが広がってきたことから若い方が飲み始めるきっかけになっているようです。
イベントの運営にも携わるゑびす酒造の社長 田中健太郎さんは「日本酒だけでなく、焼酎にも興味を持ってくれる若い方が増えている」と話していました。
蔵元さんやイベント運営の方など長く焼酎に携わっている方々は、若い方が焼酎を飲み始めている変化を感じているようです。
海外でも愛されている日本のお酒

韓国の和酒インポーターであるCR TRADINGの代表取締役キム ジェウクさんがイベントに来られていたので日本のお酒について韓国での反応を聞いてみました。
――CR TRADINGでは日本のどんなお酒を取り扱っていますか?
日本酒や焼酎を取り扱っています。日本のお酒を取り扱おうと思ったきっかけは、仕事で日本に来た際に日本酒を飲んだことです。「おいしい!」と感じ、ぜひ韓国に広めたいと思いました。現在は取り扱いを始めて12年になります。
――韓国ではどんな日本のお酒が好まれていますか?
韓国人が好む日本のお酒は飲んでわかりやすい、パンチがあるものです。韓国では日本のお酒が高価なため、値段相応の価値を感じられるユニークなものが受け入れられています。私は赤兎馬やだいやめ、麦汁が好きです。
――韓国では&SAKE FUKUOKAのような日本のお酒に関するイベントはありますか?
当社含め、輸入会社7社で共同主催している、Seoul Sake Festival というイベントがあります。日本から110社以上の蔵元さんに参加いただいており、アジア最大クラスのイベントです。2024年度は約6,000人が来場し、チケットも完売しました。
イベントは日本のお酒が3,000円程度で飲み放題です。外で飲むと高級なお酒が飲み放題とあって、みなさんおいしそうに、そしてとても大事に飲まれているのが印象的です。
――日本のお酒が海外でも愛されているのは日本人としてとても嬉しいです!Seoul Sake Festivalは2025年も開催されますか?
2025年5月24日、25日に開催予定です。日本の方もぜひご来場ください。
最高の空間で日本のお酒を気軽に楽しめるイベント
2日間行われたイベントですが、大盛況で幕を閉じたようです。
私のようにこれまで焼酎をあまり飲んでこなかった方などが人、音楽、空間、などに誘われて日本のお酒を気軽に楽しめるイベントでした。若い方、海外の注目度も上がっているようで、日本のお酒はこれからますます盛り上がりを見せそうです。
焼酎ビギナーの筆者はこのイベントをきっかけに焼酎への興味がぐっと湧いたように感じます。
もし来年も開催された際には「日本酒・焼酎は普段飲まないからなぁ」と臆せず参加してみてください。きっと今まで知らなかった日本酒・焼酎の世界を知ることで、ときめきを感じることでしょう。

