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9月のおすすめ焼酎|度数低めで飲みやすい&親しみやすい! 低アルコールの熟成焼酎7選  
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この1年ほどですっかり定着した家飲み。焼酎ならいろんな割り方もできるし気分次第で楽しめるけど、たまには日本酒やワインみたいにそのままじゃんじゃん飲めたらいいのに…って思う日も。

そんな時にオススメしたいのが、低アルコールの熟成焼酎。

あらかじめ蔵で加水して15度前後に度数を抑えた銘柄が、ここのところ増えてきています。この度数ならばまさに日本酒と同じくらい。ボトルごと冷やしたり、そのまま温めて飲んだりと、手間をかけずに楽しめます。瓶の中で前割りされた状態でもあるので、口当たりも柔らかくて飲みやすい! 度数が低くても味や香りはとびきり。

家飲みのバラエティを広げたい人や、焼酎の独特なアルコール感が苦手な人にもオススメしたい、20度未満のおすすめ熟成焼酎(&泡盛)を紹介します!

おすすめ低アルコール熟成焼酎 01
〈麦の「18」エース SmokyPeat〉 みろく酒造

樽貯蔵麦焼酎〈麦の「18」エース SmokyPeat〉をつくるのは、大分県杵築市のみろく酒造。2006年に創業し、地域の活性化をコンセプトに地元の原料や水にこだわり続ける蔵元です。〈麦の「18」エース SmokyPeat〉は、麦焼酎の丸く甘やかな香りに、樫樽のスモーキーなピート香が合わさった香ばしい1本。麦の香りや柔らかさががいい塩梅に引き立つ18度に仕上げています。ロックはもちろん、そのまま燗にしてふわっと立ち上る香りを楽しむのもオススメ。〈シャルムタテイシ〉や〈芋のエース〉など他にも多くの18度の熟成焼酎を手がけるみろく酒造。まさに低アルコール熟成焼酎界のエースといえる蔵元です!

麦の「18」エース SmokyPeat
【本格麦焼酎】
貯蔵 3年以上(樫樽)
度数 18度
原料 
麦、麦麹
蒸留 
常圧

蔵元 みろく酒造 WEB→
所在地 大分県杵築市

おすすめ低アルコール熟成焼酎 02
〈昇龍 青ラベル〉 原田酒造

以前、焼酎ハイボールの連載でも取り上げた原田酒造の黒糖焼酎〈昇龍〉。赤ラベル、白ラベル、青ラベルと3種類のラインナップがあり、それぞれ度数が異なります。なかでも〈昇龍 青ラベル〉は度数がいちばん控えめな18度。5年以上オーク樽で熟成したことによるふくよかな香りと、黒糖の甘みが優しい1本です。しっかりと味わいを楽しみたい時には、ボトルごと冷やしてストレートか、ロックで。アルコール感が苦手な方や、ダイエット中で量を控えている人には、焼酎4:炭酸水6で割るのもオススメです。アルコール感すっきりめ、ふんわりと黒糖の甘みが立ちのぼる万能ハイボールになりますよ! 

昇龍 青ラベル
【本格黒糖焼酎】
貯蔵 5年以上(オーク樽)
度数 
18度
原料 
黒糖(沖縄県産)、米麹(タイ産)
蒸留 
常圧

蔵元 
原田酒造 WEB→
所在地 
鹿児島県大島郡知名町(沖永良部島)

おすすめ低アルコール熟成焼酎 03
〈一九道〉 豊永酒造

〈カルダモン TAKE7〉や〈完がこい シェリー樽熟成〉など唯一無二の焼酎をつくり続ける球磨焼酎の豊永酒造。常にチャレンジングなこの蔵が手がける低アルコール米焼酎〈一九道(いっこどう)〉は、他に類を見ないオリジナリティあふれる1本。アルコール度数は、ストレートでも飲みやすく、なおかつ味わいはしっかりと残るギリギリを突き詰めて19度に。常圧蒸留による深いコクとシェリー樽熟成から来る甘やかな香りが、米のうま味を引き立たせ、冷やしても温めても楽しめる酒質に仕上がっています。ロックはもちろん、パーシャルショットやお湯割りなど、飲み方を選ばない銘柄ですが、蔵元がオススメの飲み方は「燗極ロック」。“ガラチョク”と呼ばれる陶器の容れ物に焼酎を入れて直火にかけ、温めた焼酎を氷をたっぷり入れたロックグラスに注ぐ。一度温めることで米由来の甘やかな油分が溶け出る、球磨焼酎独自の飲み方です。「普通のロックと本当に違うの?」と疑問に思ったらぜひ試してほしい! 「燗極ロック」特有のマイルドな口当たりは、一度飲むとクセになりますよ!

一九道
【本格米焼酎】
貯蔵 1年以上(シェリー樽)
度数 
19度
原料 
米、米麹
蒸留 
常圧

蔵元 
豊永酒造 WEB→
所在地 
熊本県球磨郡

おすすめ低アルコール熟成焼酎 04
〈残心 14%〉 落合酒造場

宮崎県にある焼酎蔵、落合酒造場による〈残心 14%〉は、純米酒の酒粕を使用した吟醸香あふれる1本。3年以上のタンク貯蔵を経たことでより柔らかくなった米の甘みは、たとえるなら炊き立てのごはんみたい! アルコール度数は14度に抑えられているので、冷やや熱燗など日本酒のような飲み方が楽しめる酒粕焼酎です。なかでも吟醸香を最大限に引き出せるベストな飲み方は、45℃程度に温めたぬる燗。白麹や酒粕由来の華やかな香りが湯気とともにふんわりと立ちのぼります。日本酒は好きだけど、焼酎にハードルを感じているという人に、迷わずオススメしたい銘柄です!

残心 14%
【粕取り焼酎】
貯蔵 3年以上(タンク)
度数 
14度
原料 
酒粕(国産)、米麹(国産)
蒸留 
常圧

蔵元 
落合酒造場 WEB→
所在地 
宮崎県宮崎市

おすすめ低アルコール熟成焼酎 05
〈里の曙 ゴールド 18度〉 町田酒造

熟成黒糖焼酎のトップを走る奄美大島の町田酒造。蔵のフラッグシップ銘柄〈里の曙 GOLD〉は、TWSCで2年連続最高金賞を受賞し、その知名度を伸ばし続けています。こちらの〈里の曙 ゴールド 18度〉は、町田酒造の樽貯蔵の技術を生かした低アルコール焼酎。厳選した樽貯蔵酒をブレンドし、18度に仕上げています。割らずに飲める度数なのに、芳醇な樽香はしっかりと芳醇。ロックはもちろん、冬の寒い時期にはホットでちびちび飲み進めるのもよさそう。黒糖の甘みは優しめで、鍋料理やおでんなどの食中酒としてもあわせやすい1本です。

里の曙 ゴールド 18度
【本格黒糖焼酎】
貯蔵 3年以上(樽)
度数 
18度
原料 
黒糖、米麹(タイ産米)
蒸留 
常圧、減圧

蔵元 
町田酒造 WEB→
所在地 
鹿児島県大島郡

おすすめ低アルコール熟成焼酎 06
〈石の蔵から〉 本坊酒造

鹿児島県を拠点とする総合酒造メーカーの本坊酒造。焼酎、ウイスキー、ワインとさまざま酒類を製造するこの蔵の低アルコール焼酎は、芋焼酎と米焼酎をブレンドした〈石の蔵から〉。“ロック専用の焼酎”をコンセプトに、オーク樽貯蔵した原酒をブレンドし、飲み心地のよい17度で仕上げています。割り水に使用しているのは、地下183mから湧き出る霧島山系の天然水。原酒のうま味やバニラのような香りをよりストレートに感じられるよう、ミネラルを豊富に含んだ硬水を使用しています。鼻にツンとくるアルコール感がないため、ロックでも一口目からとろりとまろやか。低アルコールながらじっくりと長い余韻が続くので、飲み過ぎずに楽しめるのもうれしい!

石の蔵から
【本格芋焼酎】
貯蔵 3年以上(樽)
度数 
17度
原料 
さつま芋、米、米麹
蒸留 
常圧

蔵元 
本坊酒造 知覧蒸留所 WEB→
所在地 
鹿児島県南九州市

おすすめ低アルコール泡盛 07
〈migaki〉 瑞泉酒造

琉球泡盛〈瑞泉〉がよく知られる沖縄県那覇市の瑞泉酒造。古酒をはじめ、梅酒やリキュールなど、泡盛をベースとした数多くのラインナップを手がけています。中でもmigakiシリーズは、磨いたタイ米で仕込み、熟成を経たプレミアムな琉球泡盛古酒のライン。こちらの〈migaki〉は原料のタイ米を3割削り、8年貯蔵しています。度数が高い銘柄が多い泡盛ですが、〈migaki〉の度数は12度。精米度が高いために雑味が少なく、すっきりと軽やかに飲み進められます。姉妹品の〈premium migaki〉はジャケ買い焼酎として過去に紹介している銘柄。デザインもすっきりとおしゃれなので贈り物や手土産にもぴったりな1本です。

migaki
【琉球泡盛】
貯蔵 8年(タンク)
度数 
12度
原料 
米麹(タイ産米)
蒸留 
常圧

蔵元 
瑞泉酒造 WEB→
所在地 
沖縄県那覇市

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