クラフトスピリッツを再発見するWEBマガジン

簡単レシピ教えます! |熟成焼酎にあう、家飲みおつまみ

レシピ・飲み方・食

簡単レシピ教えます! |熟成焼酎にあう、家飲みおつまみ

Edit : SHOCHU NEXT

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • Lineで送る

家飲みって楽しい! どれだけ飲んだって家に帰り着けないなんてことにはならないし(一体どういう飲み方をしてるんだ)、気兼ねない格好で飲むこともできるし…。お気に入りの飲食店にぎゅうぎゅうで楽しく酔っ払えない今だからこそ、家飲みを豊かに華やかにしたいもの。飲み道楽&食い道楽の仲間たちが、熟成焼酎にぴったりのおつまみを教えてくれました。

01|ジャガイモとチーズ、酒盗のピカタ

珍味を洋風アレンジ。熟成焼酎のコクが倍増する一品

「カツオの胃や腸を、長期間塩蔵・熟成してつくるカツオの酒盗は、元々カツオの漁獲高の多い鹿児島ではよく知られた珍味。焼酎にあわせて飲む人も多いんです。これを、スモークチーズとジャガイモを使って簡単なピカタにしました。芋の熟成焼酎の芳醇な香りやコク、うまみと同調する一品です。まろやかな味わいが印象深い甕貯蔵の熟成焼酎ならばぜひお湯割りで。スモークチーズの香りも楽しめるおつまみなので、樽熟成焼酎のソーダ割りにもあいますよ」

つくりかた
1 ジャガイモを輪切りにして、耐熱皿に並べてレンジで柔らかくなるまでチン。
2 卵と酒盗を混ぜて卵液をつくり、ジャガイモを浸す。
3 オリーブオイルを敷いたフライパンで(2)の片面を焼きつける。スライスしたスモークチーズを上に乗せて、裏返して焼く。

教えてくれたのは
林 悦子さん

宮崎県生まれ鹿児島県在住。NPO法人かごしま焼酎マイスターズクラブ理事。焼酎マイスター(鹿児島酒造組合認定)、焼酎きき酒師(SSI認定)、ワインエキスパート SAKEDEPROMA(日本ソムリエ協会認定)の資格を持つ。

02|6Pチーズ味噌焼き

味噌とチーズと麹の三重奏

「6Pチーズって便利な常備品。お味噌を塗ってフライパンでちょっと焼いてトロッとさせてから、シソや海苔で挟んで食べると簡単&おいしいおつまみになりますよ! 同じ発酵食品だからか、味噌とチーズってよくあうんです。もし時間があれば、味噌を塗ってからしばらく冷蔵庫で寝かせるとさらに味がなじんで美味! 芋の熟成焼酎のロックとのマリアージュがいいかな。樽熟成の芋焼酎の香りは、シソや海苔のフレッシュな香りと相乗効果でどっちもさらにおいしくなります。ああ今日もまた飲み過ぎますね(笑)」

つくりかた
1 味噌、みりんを30秒間レンジにかけ、よく混ぜたものを6Pチーズに塗る。
2 (1)の両面をフライパンで焼きトロッとさせたら、煎りごまを振りかける。
3 (2)を焼きノリや大葉で巻いていただく。ぜひ温かいうちにどうぞ!

教えてくれたのは
吉満 SCENT 香さん

「SHOCHU NEXT」でもハイボール連載などを手がける焼酎の伝道師。焼酎マイスター(鹿児島酒造組合認定)、焼酎きき酒師(SSI認定)、ワインエキスパート(日本ソムリエ協会認定)の資格を持つ。TWSC焼酎部門審査員。

03|男の小鍋

出汁と焼酎の相性には限りがない

「冬はとかく温かくして嗜みたい私の前には常に小鍋あり。不思議なことに、小鍋ちゃんのためなら、私のようなものでも器を毎回洗うし、包丁、まな板もサクサクトンッ。熟成焼酎もやはり鍋ならお湯割りがお薦めです。温かい料理には、温かい飲みものがあう! 鍋には、甕貯蔵由来の香り高き〈天と地と人と〉、7年貯蔵した小型蒸留器の原酒を割り水した、旨味の多い〈限定復刻昔なつかし本にごり小鹿〉がお薦めですね。〈天と地と人と〉には、あごだしと白だしを合わせた風味が、〈限定復刻昔なつかし本にごり小鹿〉には、そこにさらに白みそをあわせた風味がいい。飲み飽きしない〈小鹿〉は、赤みそを合わせた風味が相性よくいただけます」

つくりかた
1 材料はなんでもよろしい。白菜、大根、ブロッコリーなど冬野菜に、長葱、人参、きのこ類、ゴボウなど。そして、餅、カニ、合鴨スライスなどでのアレンジも乙。
2 味つけは、あごだし、白だし、白みそ、赤みそ、ショウガなどお好みで。沸かしたお湯を注げば茹で時間節約。もちろん、残り湯はお湯割り用に。
3 男性諸君へ、片づけも人任せにせず自分でやること! 

教えてくれたのは
中原雄一郎さん

小鹿酒造株式会社常務取締役、かごしまルネッサンスアカデミー第三期及び第五期修了生、焼酎マイスター養成コース第七期修了生、かごしま焼酎マイスターズクラブ会員、稲盛アカデミー第八期修了生・稲盛アカデミー倶楽部会員。

04|クミンたっぷりの白菜のミートソースあえ

火を使わず、さっとスパイシーな一品ができあがり

「最近、もっぱらミートソースを手づくりするのにハマっています。どこか没入感があっていいんですよね。でもいつもつくりすぎて、必ず余ってしまう……。そんなときに簡単につくれるのがこの一品です。この季節、特に余りがちな食材の代表、白菜を電子レンジで温めて、ミートソースと絡めるだけ。火も使わなくて済む、超手抜きなおつまみです。白菜の代わりに、キャベツ、小松菜、レタスでも。ポイントは、クミンをたっぷり混ぜて、スパイス感をしっかり出して味変をすること。カルダモンを焼酎に加えた豊永酒造の〈カルダモンTAKE7〉にヒントを得て、すっきり系の米の熟成焼酎にあわせています」(編集部D)

つくりかた
1 白菜とミートソースを電子レンジで温める。
2 白菜とオリーブオイル、クミンをたっぷりと和える。
3 その上にミートソースをかけて完成。

05|サバ缶のトマトファルシー

米の熟成焼酎がまろやかな酸味を引き立てる

「前日に会食があったりして、さっぱり、少なめの晩酌でいいかなというときに便利な一品。大きめのトマトをまるごと使えば、一皿でも意外にボリューム感があります。オーブンでしっかり火を通したトマトの酸味は、コクと爽やかさのバランスのいい甕熟成の米焼酎との相性がとてもいい。食べ進めると、トマトが崩れてサバのうまみとあいまって、どんどん味のまとまりが出てくるのも飽きないところ。好みの香辛料を加えたり、チーズをのせたりしてもいいですね。いろいろな熟成酒との相性を試してみてください」(編集部S)

つくりかた
1 大きめなトマトの中をくり抜く。
2 くり抜いたトマトを刻み、塩、胡椒をふってサバ缶と混ぜる。
3 (2)をトマトの中へ戻す。
4 (3)をオーブンでしっかり焼く。
5 オリーブオイルをかけ、パセリを散らして完成。

Share

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • Lineで送る

関連記事